配偶者負担額・財産分与

...
Cさんは、夫が不倫をしていると知り、離婚を考えています。夫が持つ財産について、どのように分けられるのでしょうか。慰謝料についても相談したいと思っています。

Cさんが離婚を考える理由として夫の不倫を挙げていますが、離婚の理由としては他にも配偶者に対する暴力・虐待、家庭内の経済管理権限の不公平、重大な病気・障害や服役などが考えられます。



Cさんと夫との離婚によって、財産分与の問題が生じます。財産分与とは、夫婦が夫婦である期間に相互に得た財産を離婚した際に、平等に分割することを言います。財産の分割方法は、原則として配偶者同士が話し合いをして一致すればよいのですが、話し合いが決裂する場合、裁判所で解決することになります。



財産の分割は、法律上で2つの段階に分かれます。1つ目は、財産の資料収集や評価、2つ目は、財産の分割です。財産の分割の際には、夫婦が婚姻期間中に相互に得た財産を合算した上で、その差し引き後に半分ずつ平等に分割します。ただし、財産の種類や状況によっては、例外もあります。たとえば、夫婦同士が契約で分割を決めた場合、または、夫婦同席で作成した協議書によって分割が決められた場合などです。



財産分与について、特別な手続きをする必要はありません。訴訟になる場合でも、離婚の訴訟を起こしているなら、財産分与の分野でも当然、請求できます。ただし、財産分与についても離婚を届け出した日から6か月以内に協議がまとまらない場合、調停を申し立てるか訴訟を起こす必要があります。



次に、慰謝料についてです。不倫によって婚姻関係が破たんした場合、被害を受けた側が慰謝料を請求できることも知っておく必要があります。



慰謝料は、常識的な範囲内での被害を受けたことなどを勘案し、その金額が決められます。具体的には、不倫される前と比較して、心身ともに病んでしまったり、日常生活を支障が生じたなど、実際に被害を受けたことを認められれば、その慰謝料が支払われます。また、支払われる金額は、具体的な被害額によって変動し、慰謝料の金額の中で最大となるものは、現金内訳2,000万円と定められています。しかし、慰謝料の額については、判例や先例がありますが、原則として裁判所の判断によって決まります。被害額が決定された際は、既に離婚している場合には、自分自身で申出ることになります。注意点としては、慰謝料請求権は原則、離婚時に否定的に判断されます。夫婦関係を回復する可能性がある場合には、離婚の意思が伝わるように慰謝料請求権を一旦放棄し、和解することもできます。



今回の場合、Cさんが夫婦として合算して評価した財産の差し引きを平等に分割した後に、夫に対して慰謝料請求をすることができます。ただし、夫婦として共同で得た財産と、不倫によって得た財産の分け方は異なります。夫による不倫によって得た財産については、原則的に財産分与の対象にはなりません。しかし、その不倫による慰謝料の額が多額な場合、財産分与を通じて慰謝料としての補償ができるかもしれません。ただし、不倫による慰謝料の額については、判例や先例があり、そこから算定されることになります。なお、慰謝料請求は、忍耐力についての法律的な訴えであり、家事事件の一種なので、管理事件ではない点に留意する必要があります。



以上のことから、Cさんは、離婚を決意した場合には、財産分与と慰謝料請求を別々に考え、両方が必要となります。ただし、夫婦として得た財産と比較して、不倫によって得た財産に対する分割方法については、状況によって異なりますので、法律的なアドバイスを受けることが重要です。

おすすめ法律相談

私が務める企業には、「告発者保護規定」があります。しかし、内部告発した従業員が更迭された例が過去にあります。このような場合でも、報告することが最善の策なのか悩んでいます。

企業において、内部告発制度が整備されていることは大変重要なことです。企業内に何...

Dさん(映像作家): 自分が撮影した映像が、ある企業によって広告として使用されていることを知りました。権利の主張をするにあたって詳しい手続きや注意点を知りたいです。

Dさんが撮影した映像が、ある企業によって広告として使用されているという状況は、...

相続放棄についての手続きがわからず困っています

相続放棄とは、相続人が相続を受けないことを宣言する手続きです。相続が多額の債務...

夫から提起された離婚問題で配偶者負担額や財産分与について Bさんは40代の女性で、夫から突然離婚を告げられた。子供もいるため、今後の生活に不安を感じている。夫からは、財産は彼が全て持っていると言われたが、自分も共に貯めた財産があるため、全て持っていくわけにはいかないと思っている。配偶者負担額や財産分与について知るために相談してきた。

まず、配偶者負担額について説明します。配偶者負担額とは、離婚によって生活に困窮...

Jさんは、妊娠中であり、そのことを伝えたところ、解雇されました。Jさんは、これは妊娠差別に該当すると考え、法的なアドバイスを求めていました。

Jさんが妊娠中であることを伝えたところ、解雇された場合、妊娠差別に該当する可能...

売買契約完了後、物件の瑕疵が発覚しました。売主は瑕疵担保責任を果たす義務があるのでしょうか?

売買契約が完了した後、物件に瑕疵(欠陥・不具合)が発覚した場合、売主は一般的に...

営業マンから、取引先の個人情報を持ち去られてしまったと連絡がありました。対応方法を教えてください。 (背景)Eさんは、大手企業の情報セキュリティ担当者で、営業マンが持っていた取引先の個人情報が盗まれてしまったとの連絡を受けました。漏れた情報には、氏名や住所、電話番号、取引内容などが含まれています。

はじめに 本記事では、営業マンから取引先の個人情報が盗まれたという事案につい...

会社を再生させたいが、どのような手続きが必要でしょうか。

企業再生手続きの概要 企業再生手続きは、経営が悪化している会社が債務超過など...

Bさんからの法律相談 Bさんは、夫と共に遺産分割協議を進めている。しかし、夫の妹が既婚者であり、夫妻との間に子どももいるため、分割協議が進まなくなっている。妹の夫婦は、夫の妹が相続する遺産分割協議には同意しているが、自分たちの子どもも遺産分割協議に参加させ、相続分を確保したいと主張しているため、話がまとまらないと悩んでいる。

Bさんからの相談に対して、遺産分割協議に関する基本的な法律知識や対策を紹介して...

個人事業主として活動しているが、法人化する際に必要な手続きや注意点を教えて欲しい。

個人事業主から法人化する場合には、さまざまな手続きが必要となります。以下で法人...