ストーカー対策・被害防止
私はSNSで知り合った男性からスパムのメッセージが送られ続け、電話までされるようになりました。警察に行っても対応してもらえないので、どうしたらいいですか?
まず、あなたがSNSで知り合った男性から、スパムのメッセージや電話が続いているということは、あなたが当該男性からの接触に対して明確に「拒否」の意思表示をしていない場合が考えられます。ですので、まずあなた自身が、当該男性に対して「接触をやめてほしい」という旨の意思表示をし、かつその旨を記録に残すことが大切です。
さて、上記のような意思表示を行ったにもかかわらず、当該男性が引き続き接触を行ってくる場合、あなたが求める対応策はいくつか考えられます。以下、いくつかの対応策を挙げます。
1. SNS等のプラットフォーム提供者に報告し、対処を依頼する。
SNS等のプラットフォーム提供者は、当該プラットフォーム上で行われる不適切なコンテンツの削除等に関して取り組んでおり、不要な接触を強要するような当該男性のアカウントを一時凍結したり削除することができます。
2. 職場等に通報し、対応を依頼する。
もしあなたが当該男性と直接関わりのある職場等があれば、その職場に通報することができます。その場合、通報内容に応じて職場が当該男性に対して注意喚起・処分することが考えられます。
3. 民事的対処を行う。
もしあなたが当該男性から「精神的苦痛」を受けたり、当該男性によって損害を受けた場合、その損害を回復するために民事訴訟等による「民事的対処」を行うことができます。
4. 刑事的対処を行う。
あなたが当該男性から重大な被害を受けた場合、「刑事的対処」として署名告訴等を行うことができます。署名告訴は、あなたが直接警察署に出向いて行う手続きです。被害の内容や証拠等を提示し、警察署が事件を調査し、必要に応じて刑事告訴を行います。
なお、最初にも述べたように、あなた自身が明確な拒否の意思表示を行わずに、当該男性からの接触に応じ続けた場合、あなたに対する当該男性の行為については「ストーカー規制法」が適用される可能性があります。ストーカー規制法では、被害者自身が「ストーカー被害軽減措置命令」を請求することができます。
「ストーカー被害軽減措置命令」は、被害者自身が簡単な申立書を提出することで、裁判所から被害者を保護する措置を取ることができます。例えば、当該男性に対して接触を禁止したり、警察による監視等を行うこともできます。
以上、あなたが当該男性からのスパムメッセージや電話に悩まされている際に、どのような対処策があるかについてお伝えしました。『警察に行っても対応してもらえない』という場合、上記の対処方法を実行することができますので、一度ご検討ください。
おすすめ法律相談
Hさんは、特許や商標権を侵害したとして告訴された。Hさんは、自社の特許や商標権が侵害されていないと考えているが、その主張を裏付ける証拠を見つけることができない。Hさんは、どのような対処法があるか法律相談をしたいと考えている。
Hさんが特許や商標権を侵害したとして告訴された場合、Hさんが被告となり、訴訟が...
個人事業主で、ショッピングサイトを運営している。最近、クレジットカード情報が盗まれたような被害にあってしまった。自分自身のセキュリティ対策を見直したいと思っている。どうすれば良いか相談したい。
個人事業主によるショッピングサイトの運営においてクレジットカード情報の漏洩被害...
Aさんは、都内にある土地3
000平米について、売却を検討しています。周辺は住宅地で、開発用地としての価値があると考えています。しかし、物件には複数の所有者がいるため、売却手続きが複雑になっています。どうすればうまく解決できるでしょうか? ...
Jさんは現在、暴力団員と交際しているといううわさを聞きました。新しい仕事に就く予定があるため、これが就職活動に影響を与える可能性があるのか、相談してみたいと思っています。
Jさんが暴力団員と交際していることが就職活動に影響を与えるかどうかは、個別の事...
Jさんは、ある中小企業に勤務している。最近、経理上の不正行為を怪しんだため、コンプライアンス部門に内部告発したが、上司から報復を受け、仕事に支障をきたす状態になっている。どう対処すべきか相談したい。
Jさんが内部告発をした内部告発行為自体は、企業内において善意の行為として歓迎さ...