インターネット犯罪
SNSでストーカーにつきまとわれています。どうしたらいいですか?
まず、ストーカーの被害に遭っている場合は、その早期発見と被害の拡大を防止するために、警察に通報することが重要です。通報後には、警察官や相談員による被害者へのサポートが行われることがあります。被害者が情報提供を行い、証拠を集めることに協力すれば、ストーカーが逮捕され、被害が拡大しない可能性が高くなります。
また、ストーカーから連絡を受けた場合には、決して対応しないようにしましょう。ストーカーは特定の被害者に執着し、被害者の反応を見て満足感を得る行為をしていることがあります。「無視すること」が、ストーカーの興味を失わせることにつながることがあります。
一方、SNSでのストーカー被害に遭った場合、SNS事業者に連絡することも重要です。SNSの規約に違反する行為を行っている場合、SNS事業者は通報されたアカウントを調査し、必要に応じてアカウントを削除することができます。このため、ストーカー被害に遭った場合は、すぐにSNS事業者に連絡してください。
また、SNS事業者に連絡する前にストーカー被害の証拠を集めるためにも、被害者自身で保存しておく重要な証拠は以下のものがあります。
・ストーカーが送信したメッセージや画像、音声データ等
・ストーカーがクリックしたいいねやフォローなどの行動
・相手のSNSアカウント名、リンクなど
これらの証拠をSNS事業者に提供することで、逆にアカウントを削除するための証拠につながることがあります。
その他、SNS上のストーカー被害に遭った場合、被害者自身でできる対策としては、以下のようなものがあります。
・プライバシー設定を確認する
・フォロー、リツイートなどを制限する
・不適切なコメント等が表示された場合には、削除する
・ストーカーが特定のアカウントからの連絡しかしない場合には、そのアカウントをブロックする
・ストーカーが新しいアカウントの作成を繰り返す場合、IPアドレスをブロックする
上記のような対策を行っても、ストーカー被害が収まらない場合には、一次被害者同士で情報交換し、共感や支援を行うコミュニティを作ることも有効な方法です。また、弁護士に相談して、ストーカー行為を止めさせるための法的手段を講じることも検討してください。
以上、SNSでストーカーにつきまとわれた場合についての対応方法について説明しました。被害に遭ったら、決して放置せず早急な対応が必須であることをお忘れなく。
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